中医学は人体と自然界との関係性を重視します。人は自然界の一部であり、気候や居住地などの変化によってさまざまな影響を受けています。
だからこそ、自然界の四季や時間を無視した生活を送ると、健康を損ない病気を引きおこすきっかけになると考えています。
「自然界でおこることは人体でもおこる」《天人合一説》
また、身体の組織は独立した存在ではなく、互いに影響し合いながら人体を構成している=「人体は小宇宙である」という考え。
五臓(肝・心・脾・肺・腎)と六腑(胆・小腸・胃・ 大腸・膀胱・三焦)はそれぞれの特性や働きをもちつつ、 互いの臓器が密接に影響し関係を持ちながら個体を形成 している。
「全身のバランスや調子を見ながら、病気や不調の問題点 を探す」のが東洋医学の特徴でもあります。
中医学では様々な症状を「弁証論治」を用いて分析し、その原因を探ります。原因を見極めて身体の根本から改善することで、不調を取り除きます。
その方法は、
:望診:顔色や舌、体つきや歩き方など視覚を使って情報を集めます。 中医学独自の特徴である「舌診」では、舌の色や形、大きさ、舌苔の色や厚さなどをチェックします。そこから、身体の血液や体液の状態、胃腸機能、寒熱の有無など、かなりの事がわかります。
:聞診:声の大きさや話し方、臭いなど聴覚や嗅覚使って情報を集めます。
:問診:ご本人が一番つらい「主訴」を中心に、その他の自覚症状、女性なら生理の状態や飲食・生活習慣なども細かくお聞きします。
:切診:脈診や腹診など、患者さんの身体に直接触れて情報を集めます。 (日本では医師や鍼灸師など資格該当者以外は行いません)
四診は五感をフルに使いつつ、鋭い観察力が必要とされます。
弁証論治に応じて、その方にあった漢方薬や養生法をアドバイスします。
中医学は健康を守る素晴らしい智恵。健康は何よりの財産です。
心身ともに元気に・軽やかになって、楽しい人生を過ごして頂けるよう、一人でも多くの方に中医学を知って頂きたいと思っています。
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