「7組に1組が不妊で悩んでいる」といわれている現在。健康な男女が、赤ちゃんを希望し定期的に夫婦生活がある場合、1年以内に8割。2年以内には9割の方が妊娠に至ります。日本では1年経っても妊娠しない場合を「不妊症」と定義しています。
不妊の原因は男女共に半々あり、双方に問題が見られることもあります。妊娠は①順調な生理 ②元気な卵胞の発育と排卵 ③卵の取り込み(卵管の通過) ④元気な精子と出会い受精 ⑤受精卵の分割 ⑥着床環境 など数多くの条件をクリアして始めて成立します。妊娠は「奇跡の連続」でもあるのです。
これらのどこかに問題があると、自然妊娠が難しい場合があります。
まずは「自然妊娠出来る力があるのか?」30代前半なら1年、30代中盤以降なら半年をメドに2人揃って専門機関で検査してみて下さい。
個々の状況・問題に応じた、漢方での妊娠準備はオススメです。
近年「卵子の老化」への認識は深まりつつありますが、精子だって老化します。男性の年齢上昇に伴い、パートナーの妊娠率の低下や流産・死産率の上昇、赤ちゃんの先天異常の増加が報告されています。
女性は35才から急速に、男性も35~40才頃徐々に妊孕力が低下しますので、少しでも早く妊娠に向けてトライすることです。
流産は全妊娠の15%に見られ、珍しいことではありません。初期流産の多くは赤ちゃん側の遺伝子異常ですが、流産を繰り返しているなら漢方で2人の身体を調え、赤ちゃんを守る安胎法でサポートすることをお勧めします。
東洋医学では、体調や生理・排卵期のおりもの・基礎体温などから精子や卵・子宮の状態を読み取ります。まずは基礎体温をつけてみましょう!
ステップアップすることにとまどいを隠せない人もありますが、年齢や状況により必要なこともあります。
ART(体外・顕微授精)をして始めて受精障害などの不妊原因が見つかることあり、何が問題なのか?が分かる場合も。ただ、医師や胚培養士さんが最高の医療を提供して下さったとしても、自身の妊娠力が低いままではなかなか成功に結びつきません。
「質の良い卵が取れない」「質のよい胚なのに着床しない」「精子に問題がある」…など、治療の行き詰まりからはじめて東洋医学の門を叩く方も少なくありませんが、漢方は身体を妊娠しやすく調えて不妊治療をサポートします。決して邪魔にはなりません。
最低、採卵の3~4ヶ月前から【周期調節法】で身体づくりをし、十分に妊娠力を高めてから臨まれた方は、良い結果が得られています。
中国では、西洋医学と東洋医学を融合した【中西結合】での不妊治療が広くおこなわれています。
35才以上の妊活中の方
疲れやすい、冷え症、貧血、立ちくらみがある
不妊治療が上手くいかない 質の良い卵が取れない、着床しない…
何度も流産を繰り返す
子宮内膜が薄い、排卵期のおりものが少ない
生理痛や婦人科疾患(子宮内膜症、子宮筋腫など)がある
ホルモン剤が身体にあわない
生理不順、無排卵、多嚢胞性卵巣
精子に元気がない(精子が少ない、運動率が低い、奇形率が高い…など)
毎年、中国の中医薬大学付属病院にて、周期調節法や習慣性流産、男性不妊、婦人科疾患をテーマに研鑽を重ねています。
南京中医薬大学付属病院
夏 桂成 先生
2003年●周期調節法 不妊症の問診ポイントについて
2004年●子宮内膜症について
2005年●周期調節法 卵胞期の工夫について
2007年●周期調節法 応用 5期・7期分期法について
2008年●周期調節法 排卵期の工夫について
2010年●多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について
広州中医薬大学附属第一病院
羅 頌平 先生
2006年●習慣性流産について
山東中医薬大学附属病院
連 方 先生
2009年●中西結合(西洋医学+中医学)不妊治療について
成都中医薬大学附属第二病院
陸 華 先生
2011年●周期調節法、卵管閉塞、PCOS、卵巣早衰の漢方対応について
陝西中医学院附属病院
賀 豊傑 先生
2013年●中西結合不妊治療について 流産予防(安胎)について
湖南中医薬大学第一付属病院
尤 昭玲 先生
2014年●卵胞発育異常の漢方対応 子宮内膜症、子宮腺筋症について
黒竜江中医薬大学附属第一病院
韓 延華 先生
2015年●韓氏婦科診治不妊症経験、PCOS、流産の漢方対応について
日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーの更新証が届きました。
不妊カウンセラーとして認定して頂いて5年、研鑽を認められ更新認定証を頂きました。
くしくも、受験時に面接して下さったお二人の先生の理事長名で身が引き締まる思いです。
日本不妊カウンセリング学会で発表しました(2012年6月)
日頃、師事している中医学講師や不妊専門講座で共に学ぶ仲間が定期的に登壇しています。
「漢方での妊娠しやすい身体づくり」をひとりでも多くの生殖医療従事者や当事者の方々に
知って頂けるよう、日々活動しています。
2018年2月にハルビンにて開催された世界中医薬学会連合会の生殖医学国際シンポジウムに参加。
生殖医学専門委員会の理事となりました。期限は2022年2月までです。
2003年から毎年中国各地の中医薬大学附属病院で不妊症の研鑽を重ねてきたから事も評価されたのでしょう。
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