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38才、結婚15年目、待望の妊娠 (15.05.01)

子宝・不妊

38才のSさん。学生時代にがんが見つかり、1年半の抗がん剤治療経験がありました。生理・排卵は順調にあり、23歳で結婚。10年以上もの間子宝をのぞみながら授からず、遠方から相談に見えました。体調を伺うと、ひどい生理痛大きな血塊、寝るのは深夜2時過ぎで睡眠の質も悪く、イライラ、憂鬱、いつも眠くだるい、立ちくらみ、動悸、蕁麻疹に慢性鼻炎に冷え症。慢性的な頭痛と肩こり、耳鳴り、便秘にゲップやガス…ありとあらゆる症状は“全身からの悲鳴”で、子宝相談どころではない状況を示していました。

 

まずは根本的な体質改善を優先し、補気養血・活血薬を中心とした漢方薬の服用と夜更かしなど生活習慣を見直すことをお願いしました。半年もするとずいぶん改善したため、生理周期に合わせて薬を飲み分ける「周期調節法」を開始。それからさらに半年後、基礎体温も良くなってきたので不妊治療との併用を提案しました。さっそく、地元の専門病院を受診したところ「抗がん剤治療と年齢から、AMH(卵子の残数を示すホルモン)値が1.1と低く、妊娠力が低下している」との診断で体外受精をすることに。

 

漢方を服用して丸1年目の秋、採卵を二度続けて実施。2度目の移殖で陽性反応が出ましたが、残念ながら子宮外妊娠で手術することに。3度目の移殖も結果は陰性。「子宮腺筋症で子宮がボール状に腫れている」との診断で、生理を止め、着床環境を改善することになりました。この4ヶ月間は内膜症治療を補助する漢方を中心に服用し、子宮の腫れがひいたところで4度目の移殖。無事着床したとの連絡が入りました。様々なことを克服し、結婚15年目にして待望の妊娠でした。

 

現在は赤ちゃんを守る安胎薬を服用しながら、大事に経過を見ています。「先日5ヶ月検診でした。心身共にサポートして頂いたおかげです」と嬉しいメールを頂きました。出産予定は夏ごろ。和足も元気な赤ちゃんと会えるのを楽しみにしています!

 

(夏苅竜子)

ながさきpress2015年4月号掲載

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