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冷え症 (13.02.28)

気になる症状

冷え症は一年を通して見られますが、冬場は特に症状が悪化するのでお悩みの方も多いのでは?ひとえに冷え症といっても、タイプによって冷える場所や身体の状態が違います。自分の「冷えのタイプ」を知って身体の中から改善することが重要です。 

 

また、朝食を食べない、冷たいものを食べて胃を冷やすといった悪い食習慣や、夜更かし・睡眠不足、運動不足、ダイエットや薄着など日々の生活習慣も大きく影響していますので、日々の生活を見直すことも必要です。足湯もオススメ。

 

冷え症は病気ではありませんが、生理痛や頭痛・肩こりなどの引き金にもなり、放っておくと不妊にもつながると考えられています。早めに改善しておきましょう。

 

気血不足タイプ

手足の冷え/疲れやすい/立ちくらみ/胃腸が弱い/月経量が少ない

"気"はエネルギー、"血"は血液。それぞれ全身を巡って身体を温める作用があります。不足すると冷える他に疲れやすく、免疫力の低下にもつながります。気血を生み出す源は胃腸。胃腸を元気にして身体を温める力をつけましょう。

 

 

血行不良タイプ

主に下半身が冷える/生理痛や塊がある/子宮筋腫・内膜症/頭痛・肩こり/しみ・そばかす

寒さやストレス、甘い物や脂ものの摂りすぎなどで“血液ドロドロ”の状態が続くと、身体のすみずみまで温かい血液が届かず、冷えやしびれ、痛みや肌のくすみなどにもつながります。血行を改善し、肌に全身に栄養を届けましょう。

 

 

ストレスタイプ

特に手足が冷える/イライラ・憂うつ/生理周期が不安定/生理前の胸張り・乳首痛/下痢と便秘の繰り返し

精神的なストレスだけでなく、仕事が忙しい、残業が多いなど肉体的な疲労も身体にとってはストレス。様々なストレスで交感神経が緊張すると、血管が収縮し、末端まで血液が届かず特に手足が冷えるのが特徴。ストレス改善がカギ!

 

 

陽気不足タイプ

全身が冷える/手足は氷のように冷たい/むくみやすい/頻尿・夜間尿/生理周期が長い(35日以上)

「陽気」は身体を温めて体温を保つ力。身体の芯から温める"かまどの火"が弱いため、全身が冷えます。生殖や老化と関係する"腎"の陽気を消耗しないように足腰を重点的に暖めましょう。特にこのタイプは早めの対処が重要です。

 

ながさきpress「漢方のチカラ」2013年1月号より

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