汗をかくと肌にブツブツが出て、痒い。
発汗と結びついた発疹はコリン性蕁麻疹のことが多いです。体に痒みを起こす物質が、汗をかくことでたくさん出てしまうのが原因です。
中医学ではこれを風熱と呼びます。「風」は出たり引っ込んだり場所も決まっていなかったり、ということで、「熱」は炎症のこと。(蕁麻疹に限らず、リウマチのような腫れて痛む症状も風熱です)
風熱の病気になりやすい人は、もともと体に熱を持っているタイプ。
手足がほてる、顔がほてる、口やのどが渇く、汗かき、肌が乾燥する、舌が赤くて苔が少ない・・・といった症状があるのは体液不足で体に熱がこもっている人。
おしっこが濃かったり濁ったり、スッキリ出ない、イライラしやすい、目が充血する、頭痛、陰部のムレ・・・といった症状があるのは、ストレスやお酒の飲み過ぎ、食べ過ぎなどで体が興奮して熱っぽい人。
蕁麻疹の場合は、皮膚からの熱の発散をよくする漢方を基本に、体液を増やす漢方、興奮を鎮める漢方、出過ぎる汗を抑える漢方などを組み合わせて治していきます。
お困りの方は一度ご相談ください。