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温めすぎにご用心 (17.10.04)

子宝・不妊

「女性は身体を冷やしてはいけない」と昔から言われます。生理不順や不妊の原因になるからです。「秋ナスは嫁に食わすな」というのも、ナスには身体を冷やすはたらきがあるから。こうした養生はかつては誰でも知っていましたが、日本人の生活が大きく変化していく中で忘れられていきました。そうして冷え症や生理不順に悩む女性が増え、身体を温める養生が近年再び脚光を浴びたのです。が、養生の背景にある自然哲学や身体全体を見る目を伴わないため、盲目的な「温め信仰」と化している部分があるようです。誰でも温めればいいというものではありませんし、これがいい!と信じて温めすぎている人もいます。店頭の相談では、一生懸命温めたことでかえって身体のバランスを崩している人にも出会います。大切なのは、自分の体質と季節に合った養生。腹巻きや生姜で身体を温めているのにどうも体調がイマイチだなあという方、もしかしてあなたに合わない養生なのかもしれません。一度漢方相談にいらっしゃいませんか?

(スタッフ:春田有紀子)

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