TOPICS

重度のPCOSを乗り越えて・・・ (18.08.24)

子宝・不妊

32才で結婚4年目、男性ホルモン値、AMHが共に高く、他のホルモンの乱れも大きく重症のPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とのこと。体外受精を勧められましたがホルモン剤で腕のしびれや体調不良になり、困って来店。

 

詳しく聞くと12才の初潮時から生理の間隔が遠く不順、18才で閉経。かなり強いストレスが続いていたそうで、20代後半でうつになり摂食障害で38kgに。優しい人と巡り会い体重も回復し、不妊治療を始めたとのこと。

 

 

初潮から不順なので腎虚があります。月経血はやや黒く時々レバー状の塊があるのでお血。生理前には少しイライラして乳脹痛があり肩こりが酷いのは肝鬱顔色は青白くて疲れやすく手足の冷え偏頭痛、舌はボテッとして舌苔が少なく歯痕、夢が多く怖い夢も見るとのこと。脾虚から来る気血陰虚痰濁お血が考えられます。

 

 

とりあえず身体を元気にしないと卵巣も子宮も改善しません。そこで補血薬活血薬袪痰薬で体内のヘドロを排泄しました。1ヶ月で体調も良くなり精神的にも安定元気になりました。しかし、PCOSはホルモンの乱れで体温表は典型的な単相で鋭いギザギザが続きます。そのうちたまにとてもきれいな自力排卵の周期も見えました。

 

 

一方、ご主人は巨漢で精子検査も悪くストレスが強く足は巻き爪で痛く性欲もありません。ストレスを和らげる安神薬で気分も楽になり、20年来の巻き爪が1ヶ月で改善し感動!お二人で漢方を続けて不妊治療を再開。先月2度目の顕微受精で3個凍結ようやく妊娠!先日母子手帳を貰ったと喜びのメールが届きました。

一覧ページへ戻る

このページのトップへ戻る