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40才~、紆余曲折経て44才新米ママ (14.12.01)

子宝・不妊

40歳のMさん。晩婚ですぐに体外受精(IVF)を始めたものの、うまくいかず来店されました。生理痛が酷く赤黒いレバー状の血塊も多数あり、子宮筋腫に生理前後の頭痛…など血流が悪い「瘀血(おけつ)」が強くみられました。その他、冷えのぼせイライラ・憂鬱睡眠の質も悪く排卵期のおりものも少ない…などホルモンバランスの乱れが強く、ストレスいっぱいの様子。ご主人様も仕事が忙しく毎日午前様で、IVF時は精子の運動率が悪かったそう。これでは治療がうまくいかないのも無理ありません。

 

まずは子宮の中を大掃除する活血薬卵巣を養う補腎薬からはじめて頂きました。次の生理時には経血の色もきれいになり「体調がとてもよくなった!!」と喜んでいた3ヶ月後に自然妊娠!しかし心音確認後、残念ながら繋留流産に。その際に大小複数の筋腫を指摘され、摘出手術を受けることに。しばらくは補血薬で子宮の回復に努めました。その半年後、41歳で2度目の自然妊娠。途中までは順調でしたがつわりで安胎薬が飲めなくなり、14週で2度目の繋留流産に。ショックで全ての妊活は一時休止となりました。

 

3ヶ月ほど経った頃、気持ちを立て直して漢方薬を再開。毎周期、紆余曲折がありつつも粘り強く飲み続けられました。途中、不妊治療も再開し質の良い受精卵ができるようになりましたが、3度目の治療中ホルモン剤の影響から体調不良で治療がキャンセルに。「海外旅行にでも行ってきます!」と気持ちを切り替えた翌周期、なんと!赤ちゃんが舞い降りてくれました。43歳の自然妊娠にDrもびっくり!「今度は何があっても安胎薬を続けよう!」とお産直前まで漢方薬を服用し、44歳で元気な一粒種を出産。ママとお店に来てくれるごとに、その成長ぶりと賢さに驚かされます。そう、補腎安胎薬は骨や脳も補うので賢い子に育つのです。今から将来が楽しみです。

 

(夏苅竜子)

ながさきpress2014年11月号掲載

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