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生理痛 (13.03.30)

婦人科疾患

初潮から閉経まで、女性は40年近くを生理と付き合いながら過ごします。その中で、毎月の痛みを鎮痛薬でやり過ごしている人も少なくないのでは?

生理痛は「子宮の血液循環が悪いですよ!」「血液が不足してます!」といったシグナル。子宮や卵巣に対して血液の滞りや不足が続くと、妊娠力に影響することもあります。将来、妊娠を考えている方は、今のうちに治しておきましょう。漢方では血液循環を良くしながら、“生理痛体質”を改善します。数周期でも痛み方が変わります。生理痛は、比較的早く良くなる症状なのです。

 

年々悪化している場合は、子宮内膜症などの病気が隠れている場合があります。そのままにせず、早めに婦人科を受診しましょう

生理痛はないのが当たり前!生理は毎月のことですから、心地よく過ごしたいものですね。

 

 

瘀血(おけつ)タイプ

生理痛や腰が痛くなる/月経血に塊がある/月経血の色が暗い/子宮内膜症・子宮筋腫/頭痛持ち/肩こり/しみ、そばかす/顔のくすみ

“おけつ”とは血液の流れが悪い状態のこと。引き起こす原因は様々です。症状の3大特徴は痛む・しこる・黒ずむ。「瘀血は万病のもと」と言われ、放っておくと色々な不調を引き起こします。元気に生きるにはお血の改善が重要です。

 

 

冷えタイプ

生理前や生理中に痛む、冷え感あり/温めると楽になる/手足や腰が冷える/むくみやすい

子宮が冷えて血流が悪くなっているのが原因。とにかく冷やさないようにする事がポイントです。今の時期はカイロや腹巻きなども効果的♪ 足首に子宮と直結するツボ(三陰交)があるので、足元を冷やさないように気をつけましょう。

 

 

ストレスタイプ

生理前や生理中に脹って痛い/憂うつ・イライラしやすい/生理前の胸脹、乳首痛や痒み/月経周期が安定しない

ストレスから交感神経が緊張し、血管が収縮することで血流が悪くなります。ストレスを溜め込まない事がポイント。酸味のものや香りの良い野菜を食べて!アロマテラピーやお風呂にゆっくり浸かってリラックスしましょう。

 

 

気血不足タイプ

生理後半や生理後にシクシク痛い/月経量が少ない、ダラダラ続く/疲労感、立ちくらみ/顔色が青白い

月経血の排泄によってエネルギーや血液が不足する時期に痛みます。生理後半や生理後に不調が起きるのが特徴で、倦怠感やふらつき、頭痛などを伴うことも。気血不足も放っておくと様々な病気を引き起こします。早めに改善しましょう。

 

 

ながさきpress「漢方のチカラ」2013年2月号より

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