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肌と髪の悩み (13.09.30)

お肌・美容

美肌・美髪を保つのに不可欠なのは「気(エネルギー)」・「血(血液)」・「水(体液)」。「肌は内臓を映し出す鏡」ともいわれ、気・血・水の過不足と内臓の不調が、肌や髪のトラブルにつながると考えます。

肌や髪トラブルが起きやすい“体質”があります。別のことで漢方を飲みながら「化粧ノリが良くなった」とか「髪がしっかりしてきた」など、体調と共に「美容面もよくなったわ」とはよくある話です。身体の中から変わることで、乾燥やくすみ、たるみなど肌・髪の悩みは改善されます。スキンケアやヘアケア製品はたくさんありますが、美しさの基本はあくまでも身体の中からなのです。

もう一つ大事なのは睡眠。身体のダメージ修復と再生を促す成長ホルモンが大量に分泌される「シンデレラタイム」(22時~翌2時)にしっかり寝ていますか?体質改善と睡眠。これが美肌と若さを保つ秘訣です。美は1日にしてならず。

美と健康は表裏一体。カラダの中から改善を!

 

シワ・乾燥肌タイプ     

しわ・肌の乾燥/血色・肌つやが悪い/立ちくらみ・貧血/疲れやすい

夏は発汗やクーラーの風などで、知らないうちに肌の乾燥が進みます。秋口に急に乾燥肌が気になる方も多いのでは? 乾燥は、血液や体液など肌を潤し・養う力が不足している結果。陰血を補うことが重要です。

肌を潤す食べ物は梨、白キクラゲやはちみつなど。手羽先や豚足・うなぎなどのコラーゲン類、動物性タンパクもしっかり摂って。

 

しみ・くすみタイプ     

しみ・そばかす/肌のくすみ/目の下のクマ/頭痛・肩こり・生理痛

しみ・そばかすや肌のくすみは、毛細血管の血液循環が悪い結果。気血の巡りが悪いと栄養や酸素は届かず、老廃物も回収出来ずにお肌に溜まってしまいます。

血行不良の“お血”体質を改善するには、青魚や玉ねぎなど血液をサラサラにする食べ物とストレスを溜めず、しっかり寝ること。頭痛や肩こり・生理痛もあるなら、体質に合った活血剤で透き通った素肌を手に入れましょう!

 

髪の悩みタイプ

髪が細い、パサつく/コシがない/白髪/抜け毛・円形脱毛

髪は“血余”や“腎の華”といわれ、血液と生命エネルギーの源である“腎”の充実が欠かせません。酸素と栄養がたっぷり含まれた血液が毛根まで届いて、初めて元気な髪が作られるのです。また、円形脱毛はストレスが主な原因。髪トラブルの原因ごとにあわせた漢方薬を。

腎を補う海のもの(貝類・海草類)、豆類、ごま・ナッツ類、血を補う赤身の肉や緑の濃い野菜を摂って。

 

ながさきpress「漢方のチカラ」2013年9月号より

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