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さまざまな困難を克服しての妊娠 (09.01.16)

子宝・不妊

来店時27才、第二子不妊。多嚢胞性卵巣中枢性の無排卵、不妊治療から卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になった直後で体調は最悪でした。

 

学生時代に月経停止歴がありました。社会人時は3年ほどピルを服用。結婚後、妊娠を希望しピルを止めても自発月経が戻らず、第一子の時もかなりの排卵誘発剤を使っての妊娠でした。薬を使わないと無排卵、排卵誘発しても上手くいかない時もあり、その他にも子宮内膜が薄い、貧血、冷え症、低血圧、疲れやすい、風邪引きやすい…など沢山の症状がありました。

 

「元々弱い生殖機能(腎)を高め、身体づくりをしましょう!」と、女性ホルモンを調えて内膜を育てる補血剤、元気な卵胞を育てる補陰剤、黄体機能を助ける補陽剤、血液を巡らせる活血剤などのお薬を飲んで頂きました。

 

自力排卵がなく多嚢胞という事もあり、1年弱漢方で身体づくりをしつつ体外受精を受けられました。今回もOHSSが心配されましたが、漢方の服用もあってか酷い症状は出ず、32個採卵。28個の受精卵ができました。グレードは全て1か2、普通の多嚢胞の人では考えられない状態で、病院の先生も驚かれたとか。

その後の胚移植でも思うように内膜が厚くならず、1度移植がキャンセルに。困難が続きましたがお薬を続けられ、2度目の胚移植で2つの胚を戻し着床。現在14週で双子をご妊娠中です。

 

「質の良い卵子がとれ、内膜も7mm無いのに妊娠できたのは漢方のお陰です。

漢方に出会えてよかった。」と喜んで頂けました。

もちろん、流産の可能性を考慮し、安胎のお薬を服用して頂いています。

 

(夏苅和子)

ながさきpress 2009年1月号掲載     

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