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2008年11月 不妊症中国研修  南京中医薬大学研修記 (08.12.01)

勉強会・研修

11月に、5度目の中国・不妊症研修へ行ってきました。
周期調節法の第一人者・南京中医薬大学の夏桂成先生に今年もご教授頂きました。

 

 事前にお送りした「多嚢胞や無排卵、卵巣機能低下、高齢」などの質問に対して「全ては排卵期に問題がある」と『排卵期の対応』についてご講義頂きました。

 

高齢不妊(一般的に35才以上)の問題は、(こころ)と(ホルモン)のバランスの乱れです。仕事を持つ女性が増え、家事と仕事の肉体的・精神的負担が大きくなっています。

イライラ・ストレスはホルモン分泌や子宮や卵巣の血流に大きな影響を及ぼし、年令から来る卵巣機能の低下とあいまって大きなダメージとなります。

 

中医学では「心」=脳と繋がっており、脳下垂体から出る様々な性ホルモンの分泌と関係があります。「腎」は卵巣と繋がっており、脳からのホルモンの指令を受けて卵胞の発育や子宮内膜の増殖に関係します。

従って腎と心の血液やエネルギーの流れと機能のバランスを同時に調えることで、卵子の質の向上と発育を促します

 

夏先生の患者さんで最高齢の成功症例は、48才の女性実業家、ご主人は28才。
生理は不規則で既に更年期症状が出ていました。イライラが強く怒りっぽい、寝つきが悪く睡眠時間が短いので、心と腎の治療をじっくりして8ヶ月で妊娠されたそうです!

イライラや不安感・不眠は大切なからだの「心」の危険信号です。妊娠しやすい身体をつくるためにもしっかりご相談下さい。

 

夏苅竜子

 

 

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