毎年恒例の中国・不妊症研修。
今年は広州中医薬大学にて、習慣性流産と安胎(流産防止&妊娠継続)法、免疫性不妊と男性不妊について勉強してきました。
講師の羅頌平先生は附属病院婦人科の主任教授で、お父様(故人)が有名な婦人科の老中医。ご自身も弟子として婦人科を専攻され、特に安胎法を重点研究されています。
穏和な先生で、臨床の見学では患者さんとじっくり話しながら診察されている姿がとても印象的でした。
流産は回数を重ねるほど次の妊娠も流産してしまう確率が高く、3回以上の場合は「習慣性流産」といわれます。
西洋医学的な検査をしても「原因不明」となる場合も多くみられますが、中医学では生殖関係やホルモンを主り、妊娠を維持させる“腎”と気血をを作り出す“脾”の力が弱い、お血(特に、子宮内の血行不良)などが原因と考えます。
「妊娠しづらい=流産しやすいという事。
身体を調え、めでたく出産した方を何人も診ました。」と力強く仰っていました。
参考URL:http://blog.goo.ne.jp/ryukodo/e/4fc19d7f3b55e40d207785603bd4cf7a