過多月経になると一回の出血量が多かったり長期間続くことで貧血につながり、疲れやすくなります。また、肝と心の血流量も減るので自律神経のコントロールがうまく出来ずに動悸や不安、不眠、時にパニック障害にも繋がります。
過多月経には3タイプあります。
①血熱タイプ
子宮内膜はホルモンの影響で毎月出血を起こす性質を持っています。毎月子宮やお腹の中で怪我をしているような炎症状態(熱)なので出血量も多く、月経痛も強くなります。
②瘀血タイプ
子宮筋腫も筋層より内膜に近い部位にあると、大量の出血やダラダラ出血に繋がります。
③気虚タイプ
貧血によってエネルギー不足(気血不足)になり血液を漏れないようにする止血システムが正常に動かなくなります。
とりあえず止血をして血液を補うことが急務ですが、止血のためには原因によって対応が違います。お気軽にご相談ください。
ながさきプレス2021年5月号掲載