鼻は五官(目、舌、口、鼻、耳)の一つで五臓(肝、心、脾、肺、腎)と深い関係があります。鼻と肺は同じ呼吸器系のグループです。
鼻の解剖図を見ると、鼻腔の中に粘膜ふくらむ層が3段あるのがわかります。その間を通る道で鼻から吸い込んだ空気を加湿、加温、除塵してから肺に送ります。鼻腔のくぼみを下から下鼻道、中鼻道、上鼻道といい肺、肝胆、腎と、小鼻は脾、鼻中隔は心とつながっていると考えます。
飲食で摂取した水分は胃から腸へ送られ、栄養を吸収し、肺のふいご力で全身に届けた後汚れた水を回収し腎に降ろして尿で排泄しています。健康な人は脾、肺、腎による体内の水の流れがスムーズなので鼻にあふれることがないのです。
急性の場合は風邪症状で治まるのですが、慢性化している場合は全身症状の改善が大事だということがわかります。
詳しくはご相談ください。
ながさきプレス2021年11月号