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気象病(頭重、だるい、胃もたれ) (24.06.08)

気になる症状

天気が悪くなると頭痛や体調不良でお困りの方、たくさんいらっしゃいます。いつも一定の環境下で体調が悪化する場合、原因はあなたの体内にあります。健康な人なら頭痛や不調はないので、その違いがどこにあるか考えてみましょう。

 

日本には四季があり、季節に応じて気温や湿度、気圧などが変化します。その変化によっておこる身体の不調「気象病」といいます。多くは頭痛、関節痛、倦怠感などが表れます。西洋医学では、自律神経のバランスが乱れて気象の変化に敏感に反応しているといわれています。

中医学では、気象の変化に反応=環境の影響(外的要因)を受けやすい体質(内的要因)を持っていると考えます。例えば、梅雨は雨が続き湿度が上がります。湿は余分に増えると様々な不調を引き起こすので「湿邪」といい、身体の外の湿を「外湿」、体内に溜まった湿を「内湿」に分けて考えます。海や池、川の近くにある住宅では外湿が多く、関節痛に繋がりやすい環境といえます。

内湿のない人は気象の変化があっても不調にはなりません。

 

毎日のつらい頭痛や倦怠感を引き起こす内湿についてはまた次の投稿で。

 

 

ながさきプレス 2024年5月号

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