腺筋症は内膜症の一種で、不妊になる原因は熱と瘀血。熱と瘀血を排泄すれば環境改善できますよ。
「腺筋症」は、本来 子宮内膜にある組織が子宮の筋層内に存在し、そこで毎月月経を起こすために筋層が肥厚してボール状に大きくなってきます。なぜその組織が筋層内にあるのか原因はわかっていません。
筋層内での出血は炎症と同じ状態なので、月経痛や月経過多になることがありますが、症状のないこともあります。基礎体温は月経が始まると36.2~3℃に下がるのが正常ですが熱のために下がらず、低温期も高いまま乱高下します。そのため、質のいい卵胞が育ちにくく、受精しても子宮内膜が熱と瘀血でた着床が続きにくいため 不妊につながります。
中医学では慢性炎症による熱と瘀血と捉え、熱を冷ます清熱薬と体質に合わせた活血薬を併用すると改善します。疲れやすい方には補気剤を併用して瘀血などの排泄を促します。
卵巣の環境が整うと卵子の質も良くなり、着床環境も改善すると妊娠の継続に繋がります。また、良い卵子のための食事も大切です。
詳しくは・・ながさきプレスバックナンバー 2019.12月号へ