TOPICS

東洋医学とは? その5 「腎と若さ」 (24.02.10)

気になる症状

 

 五臓の中で、若さ・元気と関係が深いのは「腎」です。寒さに弱い腎は冷えると若さを保つ機能がダウンします。腰を温かくして腎を守りましょう!

 

 

腎は「生命の源」とも言われる大切な臓器の一つです。中医学では、腎臓の働きだけでなく、広く生殖や成長・発育、ホルモン分泌、免疫系などの機能を併せ持つ生命の源と考えます。主な働きは、生命を維持するエネルギー源「精」(成長・生殖機能)を蓄え、体内の水分をコントロールすること。その他、酸素を体内深く吸い込む納気機能、骨や歯、耳を養う等の働きもあります。腎がしっかりして精が十分にある人は気力・精力に満ちあふれ若々しくて元気!腎の精が不足すると、腎の様々な機能が低下して老化現象などの不調が現れます。

女性は7の倍数で、男性は8の倍数身体の変化が起こりやすくなります。腎の精は20代をピークに加齢によって自然に減っていきます。この衰えを止める事は出来ませんが、遅らせることは出来ます。日頃の養生で更年期からも元気に過ごすことが出来ます。

          腎を養う味は鹹味(ミネラル)です。ミネラルを摂って歩きましょう!

 

          <年令と腎精>

           女性7才、男性8才:腎気盛んとなり歯が生え替わり、毛髪が伸びる

           女性14才、男性16才:生殖機能が充実し、女性は初潮、男性は精通を迎える

           女性21才、男性24才:身体が成熟し、親知らずが生える

           女性28才、男性32才:身体の状態がもっと充実する

           女性35才、男性40才:陰陽の脈が衰え、髪や肌などに衰えが見え始める   

           女性42才、男性48才:三陽の脈が衰え、身体が衰え始め、白髪が目立ち始める

           女性49才、男性56才:天癸つきて女性は閉経を迎え、身体の老化が進む

 

      ながさきプレス2023年1月号

 

一覧ページへ戻る

このページのトップへ戻る