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東洋医学とは? その6「肝と自律神経」 (24.02.15)

気になる症状

 

中医学では、春は肝の季節であり、冬から春への変化が大きいため自律神経が乱れやすいと考えます。冬は体の深部にある腎の血流が盛んですが、暖かくなると外気や環境の変化に対応するため肝の働きが盛んになります。この移行がスムーズに出来ればトラブルは起こりませんが、血液がドロドロ、貧血、低血圧で必要な血液を送れない、ストレスで血管が収縮し肝の血流が低下するとイライラや憂うつにつながります。

 

肝胆相照らすというように肝臓と胆嚢は同じグループです。ストレスが長期になるとその影響は肝臓から胆嚢に及び胆嚢の働きも低下します。いわゆる「胆が冷えた」状態に。胆嚢は決断を司る臓腑なので、働きが落ちると決断力が低下します。と同時に、ささいなことが気になりビクビクしたり不安で暗がりを怖がります睡眠の質も悪くなり、寝つきは良くても中途覚醒や悪夢を見るようになります。胆嚢の働きを改善すれば胆がすわり肝っ玉母さんの様になりますヨ!

 

 

<店頭で多いタイプ>

  • イライラがひどく、暴力に及ぶこともある
  • イライラ、憂うつ、頭がボーッとする
  • イライラ、肩こり、乳脹痛、生理不順、更年期障害
  • 憂うつ、不安、動悸、物忘れなど

 

   タイプ別で対応も異なります。 気になる症状があればご相談くださいね。

 

 

   ながさきプレス 2023年3月号

 

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